CDを聴けないファンにも届けたい! ダウンロードカードが当たり前の世の中へ
導入前の課題
- CDの在庫の保管スペース確保に苦慮していた
- 若年層を中心に、CDプレイヤーを持たないお客様が増えていた
- CDはデザインの入稿点数が多く、制作の負担が大きかった
導入後の効果
- 在庫がかさばらず、保管スペースの問題が大きく改善された
- CDを聴けない環境の方にも販売しやすくなった
- デザイン入稿がカードと台紙のみになり、制作スケジュールに余裕ができた
シンガーソングライター兼ボーカロイドPとして活動中の黒澤マドカ様。以前はCDで楽曲を頒布していましたが、在庫管理の負担が大きく、ダウンロードカードへの切り替えを検討していました。コミケ会場で若いファンからかけられた「ある言葉」に背中を押され、2022年にconcaを導入。その経緯や実際の使用感、今後の展望などについてお話しいただきました。
シンガーソングライターとしてオリジナル曲をconcaで配信
黒澤様の活動内容を教えてください。
シンガーソングライター兼ボーカロイドP、いわゆるボカロPとして活動しています。オリジナル曲を制作して自分で歌い、またその曲のボーカル音源をボカロに差し替えて、YouTubeやニコニコ動画にアップロードしています。
また、現在はあまり活動していませんが、「弟の姉」という別名義もあります。こちらは二次創作用の名義で、カバー曲や替え歌などを歌っています。
concaをどのように利用されていますか。
2022年から、黒澤マドカ名義でオリジナル曲を頒布する際、台紙オプション付きでカードプランを利用しています。春と秋のM3(同人音楽即売会)、夏と冬のコミケ、合わせて年4回注文することが多いです。
これらのイベント終了後は、ECサイト「BOOTH」でも販売しています。楽曲だけならカードがなくてもダウンロード販売できますが、カードを持っていたい方や、おまけのステッカーやポストカードなどもほしいという方が購入してくださっています。
「CDプレイヤーを買いました」ファンの言葉でカードへ移行
concaを導入した経緯を教えてください。
もともとはCDを制作していたのですが、在庫の保管場所に困っていたところ、知り合いのクリエイターさんからダウンロードカードという頒布方法があることを教えてもらいました。価格はCDとあまり変わらないけれど、薄いので在庫管理の負担が少ないと聞き、魅力を感じていました。
また、若年層を中心に、CDプレイヤーを持たないお客様が増えていたことも課題でした。ある時、コミケに来てくれた若いファンの方から「マドカさんの曲を聴くためにCDプレイヤーを買いました」と言われたんです。その気持ちはうれしい反面、もうCDの時代ではなくなりつつあるのだと実感しました。その言葉が後押しとなって、ダウンロードカードへの切り替えを決意しました。
concaを選んでいただいた理由は?
ダウンロードカードについて教えてくれたクリエイターさんからは具体的な商品名を聞かなかったので、自分で検索してconcaを見つけました。他のサービスとも比較しましたが、concaのサイトの雰囲気が良かったので、第一印象でサンプルを注文しました。実際にサンプルを手にしてみて、とてもしっかりしているなと感じました。厚さ、質感、光沢の具合なども確認して安心できたので、そのままconcaに決めました。
カード単体で売り場に置くイメージが湧かなかったため、オプションで台紙ありを選びました。台紙があったほうが、きちんとパッケージされた商品として魅力が増すのではないかと思っています。
在庫管理も制作も負担軽減。コレクションのしやすさも魅力
concaの導入によって、どのような効果がありましたか。
在庫がかさばらず、保管が非常に楽になったのが一番大きな効果です。何か特別なことがない限り、CD販売に戻ることはおそらくないと思います。
必要なデザインの点数が少ないのも助かります。CDの場合はブックレットや裏ジャケット、帯など、多くのデザインが必要でした。concaならカードと台紙のみでいいので、デザイン制作の負担が大幅に減りました。納期が短縮され、制作スケジュールに余裕ができたのもうれしいです。
お客様にとってのメリットは、他にどのようなものがあると思いますか。
まずは、CDプレイヤーを持たない方にも聴いていただけるようになった点です。若い方はもちろん、最近はコミケに海外から参加される方もいるので、スマホで気軽に聞けるのは大きなメリットだと思います。
また、これまで販売したカードをファンの方がカードホルダーに保管している画像を見せてくれたことがあります。「今までの作品をまとめて眺められて壮観です」とおっしゃっていました。コンパクトでコレクションしやすいカードならではの楽しみ方があるのかなと思います。
誰でも手に取りやすいよう、ダウンロードカード頒布の増加を願う
concaへのご要望や、期待することがあればお聞かせください。
現状は注文した時点からダウンロードの有効期間がスタートしますが、この期間の開始日が選べるようになると助かります[1]。たとえば、12月のコミケで販売するため、11月に「有効期間3年」で注文した場合、3年後の11月にダウンロード期限がきてしまいます。ダウンロード開始日をコミケ当日に設定できれば、3年後の12月のコミケでもギリギリ販売でき、無駄がなくてありがたいです。印刷したカードだけ先に受け取り、データのアップロード日を後日指定できるシステムになるといいですね。
concaの今後のご利用予定があれば教えてください。
ダウンロードカードは自分の制作スタイルに合っているので、今後もconcaを利用していく予定です。同時に、ダウンロードカード頒布の人口が増えることを願っています。特にM3ではまだCD頒布が多く、ダウンロードカードは少しマイノリティな印象を受けます。年配の方には「音楽はCDで聴くものだ」という意識があり、若い世代は「音楽はYouTubeで無料で聴ける」と思っていて、ダウンロードカードはちょうどその隙間に位置しているのかもしれません。
今後ダウンロードカード頒布が一般的になれば、誰でも手に取りやすくなり、どんどん普及していくと思います。そのために私にできることがあれば、ぜひ協力させていただきたいです。
本日は貴重なお話をありがとうございました!
- 実際はご注文時にダウンロード有効期間のスタート日を任意の日付に設定できます。
※掲載内容は取材当時(2025年12月)のものです
インタビュー/執筆:篠永 歩美
黒澤マドカ 様
- 活動内容:シンガーソングライター兼ボーカロイドP
- 利用シーン:コミックマーケット、M3、オンライン販売
- 利用プラン:カードプラン
- X アカウント
- YouTube チャンネル
concaがどんなサービスか、目で見て、触って、体感してみてください